ヒートテック系の暖かいインナーというものを最近はよく見るようになりました。
ユニクロのヒートテックは宣伝に力を入れたかいもあって売り切れで買えないほど大ヒットしましたね。
おそらく一般的にはユニクロのヒートテックが、いわゆる『暖かいインナー』の元祖と思っている人も多いかもしれませんが、実はもっと前から存在していました。
それまで世間にあまり知られていなかった『暖かいインナー』を大々的に宣伝して世に知らしめたのはユニクロですが、それ以前からアウトドアウェア・スポーツウェア(スキー・スノーボード)メーカーなどから暖かいインナーは一般的にはあまり知られることなく発売されていました。
アウトドアブランドからは、登山やスキー・スノーボードなどのアウトドアスポーツをする人たちに向けて暖かいインナーを作っていましたが、それを知っていたのは一部のアウトドアスポーツ愛好家の間だけで、それらに興味のない層には暖かいインナーの存在は知られていなかったでしょう。
最近の1000円台くらいで販売されている暖かいインナーでもそれなりに暖かいですが、一番暖かいインナーとなると、やはりアウトドアブランドのインナーが一番暖かいです。1度着たら快適すぎて止められなくなります。
アウトドアメーカーから出ている暖かいインナーは、各メーカーとも数種類のラインナップがあります。
薄手、中手、厚手と3種類くらいは多くのメーカーで揃えられています。
最近の低価格の暖かいインナーは普通のインナーシャツと比べると暖かいといえますが、単純に暖かさを比べると、アウトドアメーカーの暖かいインナーの薄手同等〜それ以下程度です。
冷え性の人やとにかく一番暖かいインナーが欲しいという人の場合にはアウトドアメーカーのインナーを着るべきです。
私はこれまでに複数のアウトドアメーカーの暖かいインナーを着てきましたが、どのアウトドアメーカーのインナーを買うべきかと聞かれたら『モンベル』というアウトドアブランドを勧めます。
暖かさだけで言えば多くのアウトドアブランドのインナーの暖かさはどれも同じ位のレベル何を選んでも大差ないと思います。
それなのに何故モンベルを押すのかというと安価だからです。
有名海外アウトドアブランドと比べても暖かさは変わらないのに値段はずっと安いのですから、インナーシャツにわざわざ高いお金を払うのはバカバカしいというものです。
ヒートテックなどの安いインナーよりもっと暖かいものを求めるならジオラインの『ミドルウエイト』か『エクスペディション』、スーパーメリノウールの『ミドルウエイト(M.W.)』、『エクスペディション(EXP)』がお勧めです。
メンズのラウンドネック(丸首)の長袖インナーで値段を比較しました。
(その他、レディース用、Vネック、ハイネックなどは多少値段が違います。)
ユニクロのヒートテックなどと比べると高いですが、海外のアウトドアブランドの物と比べれば安価です。
上記は定価ですが、実際の販売価格もほとんど値引きされていません。
インナーとして考えると高価な気もしますが、高いだけあって暖かさや吸汗速乾性に優れていてアウトドアスポーツ時でも普段着としても快適です。
私はスノーボードをしますので、スノーボードにも冬の普段着にも兼用でジオライン『ライトウエイト(L.W.)』か『ミドルウエイト(M.W.)』を着ています。
『エクスペディション(EXP)』は、厳冬期の3000m級以上で着るようなインナーです。アウトドアスポーツなどでは暑すぎて汗をかきすぎるのも使い辛いので、インナーを薄手にしてミドルレイヤーで細かい体温調節ができる方が良いので、『ライトウエイト(L.W.)』か『ミドルウエイト(M.W.)』がおすすめです。
普段のインナーとして使う場合は、特に体を動かして体温が上がることはないので、スポーツ用途よりも暖かめのものを選んだほうがいいと思います。
人によって寒さの感じ方は違うので解かりませんが、寒がりな人や酷い冷え性の人なら『エクスペディション(EXP)』でしょうか。
ただし、汗をかくほど体を動かす状況や電車や店舗などに入った場合には暑すぎるかもしれません。