スノーボード・正規品と並行輸入品の違い

正規品と並行輸入品の違い

ネットショップ等のスノーボード販売ページに、『正規品』あるいは『並行輸入品』と表示されているの見たことがあると思います。

正規品とは、メーカーと日本国内での販売を取り仕切る契約を結んだ正規代理店が輸入し、全国のショップで販売される商品です。

並行輸入品とは、上記の正規品ルート以外で日本に入ってきた商品です。例えば、海外のショップ等から直接買い付けてきた等です。

正規品、並行輸入品、どちらも同じ工場で作られた同じ商品であっても、このように流通経路によって正規品と並行輸入品の違いがあるのです。

しかし、基本的には同じである正規品、並行輸入品でも、ブランドやモデルによっては違いがある場合もあります。

例を挙げると、スノーボードには日本向け仕様と欧米仕様でフレックス等に違いがある物があります。フレックスは乗り手の体重に合わせた硬さが必要とされるので、体重の軽い日本人に合わせたフレックスに仕上げた日本向け商品を作っているブランドもあります。
ボード以外では、甲高幅広の日本人向けの足型のブーツや、鼻の低い日本人向けのジャパンフィットのゴーグルなどで日本向け仕様があります。

日本向け仕様の商品は、海外のショップ等から買い付けるのは不可能な為、日本向け仕様の商品は正規品でしか入手する事はできないのです。

製品不良により破損等した場合にメーカー保証が受けられるのは正規品のみとなります。
並行輸入品はメーカー保証がない代わりに販売店が独自の保証をつけている事が大半ですが、お店により保証適用の判断違いますので、正規品なら補償が受けられるような場合でもショップ保証が通らなかったということもあり得ます。

また、保証期間終了後に破損等した場合にメーカーへ修理を頼む・パーツを取り寄せるといった事も並行輸入品では受け付けてもらえません。
並行輸入品は安さが魅力ですが、こういったリスクもあることを理解した上で購入を判断して下さい。