スノーボードが暖かく快適になるウェアの知識

ミッドレイヤー（セカンドレイヤー）

各レイヤーの役割として、ベースレイヤーが主に吸汗速乾で、アウターレイヤーが主に防風、防雪ですから、ミッドレイヤーで暖かさを得るための保温性とベースレイヤーが吸い上げた汗の発散を妨げない通気性、吸湿速乾性が必要とされます。

ミッドレイヤーの定番はフリースです。ポリエステル素材のフリースは速乾性も高く、通気性もあるので、ベースレイヤーからの汗の発散を妨げません。その他に、アウトドアブランドのミッドレイヤー向けの製品として、中綿入りインナーなどもあります。

ミッドレイヤーは保温性を調節するレイヤーですので、その時の気温状況に合わせて何を何枚着るかを調節する必要があります。

例えば、ミッドレイヤーに厚手のフリース１枚着ているとすると、着るか脱ぐかの２つしか選択できないので、『着ると暑いが、脱ぐと寒い』というような状況だと温度調節が出来なくなることもあります。

しかし、薄手のミッドレイヤーを２枚を着ている場合、２枚の内１枚を脱いで中間の暖かさを作れるので、薄手のものを重ね着した方が良いでしょう。

ミッドレイヤーの代用品

ミッドレイヤー向けの製品以外を着るという場合、ファーストレイヤーも同じですが、ミッドレイヤーでも避けるべき素材は綿です。

綿は非常に乾きが遅い素材なので、ミッドレイヤーに綿を着てしまうと、ファーストレイヤーの速乾性が妨げられてしまうからです。

スウェットトレーナーやパーカー、Tシャツ、ロンTなどは、ほとんど綿で作られているので着ないようにしましょう。

ミッドレイヤーに使えそうなものとしては、スポーツ用のジャージやシャツなどは、ポリエステルなのでミッドレイヤーとして使うことも可能だと思います。ただ、保温性にはあまり期待できないでしょう。

最近はあまり見なくなりましたが、ウールやアクリル素材のセーターも着れると思います。

スノーボードウェア ブランド一覧