スノーボードが暖かく快適になるウェアの知識

ベースレイヤー（ファーストレイヤー、インナーレイヤー）

ベースレイヤー（ファーストレイヤー、インナーレイヤー）に必要とされる機能は、汗を素早く吸い上げて発散させて汗冷えを防ぐための『吸汗速乾性』と、寒さから身を守るための『保温性』です。

スノーボードブランドやアウトドアブランドなどからは、『ベースレイヤー』用のアンダーシャツやアンダーパンツなどの製品があり、ベースレイヤー用ですから当然ながら吸汗速乾性・保温性に優れているので、これらを着れば間違いありません。

ちゃんとしたベースレイヤーを着たことがない人は、そこまで必要ないと思うかもしれませんが、インナーはアウター（スノーボードウェア）以上に重要です。

“ゴアテックスなど高級ウェア＋インナーに綿のTシャツ”と、“安いウェア＋インナーに専用のベースレイヤー”なら後者の方が暖かく快適です。

ベースレイヤーは、アンダーシャツとタイツだけでなく下着も忘れてはいけません。綿の下着なんかを着けていると、汗を含んだ下着が冷たくまとわりついてきます。
ウェアのお尻部分から水が浸みてきたように感じているのは、下着の素材が悪いせいで冷たくなっていたということもあるでしょう。

汗をかいても体が冷えないのは本当に快適で、１度味わえば、綿のTシャツなどでは滑れなくなります。暖かく快適にスノーボードをしたいなら、ウェアをワンランク落としてでも、しっかりとしたベースレイヤーを買ったほうが良いでしょう。

アウトドアブランドのベースレイヤー

アウトドアブランドの場合、ベースレイヤー向け製品は生地の厚さの違いで数種類のラインナップがされていることがあります。

モンベルというアウトドアブランドの場合、ライトウェイト、ミドルウェイト、エクスペディションとあり、後ろに書いたものほど生地が厚く保温性が高く、値段も上がっていきます。

では、この３種類からどれを選ぶのが良いのかというと、ミドルかライトくらいが使い勝手が良いように思います。

なぜなら、春先はミッドレイヤーを省いて、ミドルウェイトのベースレイヤーとアウターウェアだけで十分な暖かさとなります。真冬でも暖かさはミッドレイヤーで調節できるので寒いということもありません。

◆モンベル ジオライン ベースレイヤー

スポーツ用コンプレッションインナーの『アンダーアーマー』にはスノーボードやスキーなどのウインタースポーツ向けのコールドギアというラインがあります。

◆アンダーアーマー コールドギア

スノーボードブランドのベースレイヤー

スノーボードブランドの場合、ベースレイヤーは大体１種類です。生地の厚さとしてはアウトドアブランドのミドルウェイトくらいのものが多いと思います。
スノーボードブランド大手のBURTON（バートン）では、ベースレイヤーを「ファーストレイヤー」という呼び方をしているからか、他のスノーボードブランドでも「ファーストレイヤー」という名称が定着しています。

アウトドアブランドのベースレイヤーは、無地で地味ですが、スノーボードブランドのベースレイヤーはデザインも凝っていて、一見すると普通のTシャツのようなオシャレなものもあります。

春先などでベースレイヤーとウェアだけで滑る日に、レストハウスなどでウェアを脱いでベースレイヤー１枚となった時でも格好つけたいオシャレさんは、スノーボードブランドのベースレイヤーがお勧めです。　ただし、デザインがあるだけ多少値段が高くなります。

◆BURTON（バートン） ベースレイヤー

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